気多大社(けたたいしゃ)は、石川県羽咋市(はくいし)にある歴史のある神社です。
まつられているのは、大己貴命(おおなむちのみこと)という神さまで、
昔から良いご縁をむすぶ神さまとして知られています。
境内には、人が入れない森「入らずの森」があり、
自然と神話の世界を感じられる、少し神秘的な場所です。
この記事では、
- 実際に歩いて感じたこと
- 見どころ
- 行き方(アクセス)
などをわかりやすくご紹介します。
不思議の中心「入らずの森」

立ち入り禁止の原生林が守るご神気
本殿(ほんでん)の奥には、約1万坪もある森が広がっています。
この森は国の天然記念物に指定されていて、人が入ることはできません。
森の中に入るのは、神主さんたちが行う特別なお祭りのときだけです。

長いあいだ人の手が加えられず守られてきた森です。
ここに立つと神さまの気配を感じるという人も多いです。
海風が運ぶ変化と伝承「海鳴り小坊主」
最近は、海の風や台風の影響で木が倒れることもあり、
森の中には光がさしこむ場所が増えてきました。
そんな中でも、この森では自然の力の大きさを感じることができます。
昔の人は、森の中の音を「海鳴り小坊主(うみなりこぼうず)」と呼び、
ちょっとこわい話として語り伝えてきました。

森の入口にある立ち入り禁止の場所の前では、
静かに一礼してから歩き出すと良いです。
願いを重ねる「むすび神苑」
「入らずの森」の入り口の近くには、むすび神苑があります。
ここでは、お参りのあとに小さな石をそっと重ねて置くという習わしがあり、
「お願いごとがかなった!」という人もいるそうです。
令和6年の能登半島地震のときには、近くの灯ろうが倒れても石がくずれなかったと伝えられ、
今では多くの人が訪れる人気の場所になっています。
また、近くにある大穴持像石(おおあなもちぞうせき)神社には、
地震をおさめる力がある石「地震石(じしんせき)」があります。

地震石は、昔からこの地域の人たちに
大切に信じられてきたそうです。
古式ゆかしい特殊神事「鵜祭」
この行事は、国の大切な伝統文化(重要無形民俗文化財)に指定されています。
毎年12月16日の朝早く、午前3時ごろから、
明かりを消した静かな本殿で行われます。
このお祭りでは、七尾の鵜浦(うのうら)という場所で生きた鵜(う)を捕まえ、
その鵜を「鵜様(うさま)」として神さまの前にお供えします。
鵜の動きを見て、次の年の豊作や天気を占う、とても神秘的な儀式です。

自然の影響で行われない年もあるため、
見に行きたい人は事前に公式サイトなどで
確認してくださいね!
授与品と遠方祈願|「氣」をいただく

- 氣守・光守:
入らずの森の樹葉にちなむお守り。運気上昇や道がひらけることを願って授与されます - 氣の紙:
授与時にいただける「氣」の文字札。身の回りの整えたい場所に貼ります - 心むすび祈願:
公式サイトから遠方でも申込み可。本殿で一週間お供えしてくださいます
参拝のポイント
- 順路:随神門で一礼 → 手水で一呼吸 → 本殿参拝 → むすび神苑で小石をそっと一つ
- 願い方:相手や結果よりも「自分がどう在るか」を。
例「誠実に向き合える私でありますように」
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 石川県羽咋市寺家町ク1−1 |
| 開門・参拝 | 8:30〜16:30(年中無休)※行事で変動あり |
| 拝観料 | 境内自由(昇殿参拝は別途初穂料) |
| アクセス(車) | 金沢市内から約1時間/のと里山海道「柳田IC」から約10分 |
| アクセス(電車・バス) | JR羽咋駅から北鉄バス「一ノ宮」方面で約15分、「一ノ宮」徒歩約5分 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(混雑時は時間に余裕を) |

季節行事では、能登の春を告げる
おいで祭り(平国祭)が有名ですよ
まとめ
氣多大社は、縁結びのご神徳に加え、入らずの森の神秘、むすび神苑の小石積み、冬の鵜祭など、心に残る体験が多い神社です。
金沢からの小旅行にも最適です。
無理のない計画で、清らかなご神気に触れてみてくださいね。




