安宅住吉神社(あたかすみよしじんじゃ)(石川県小松市)は、全国でもめずらしい「難関突破(なんかんとっぱ)」の神さまとして知られています。
人生でがんばらないといけないとき――たとえば受験・就職・試合・発表会などの「ここぞ!」という場面で、勇気をくれる神社です。
全国からたくさんの人が、「最後まであきらめずにがんばれますように」とお参りに来ています。
この記事では、
- 神社の歴史
- 見どころ
- お参りのコツ
- 行き方(アクセス)
などをわかりやすくご紹介します。
なぜ「難関突破」なのか
安宅住吉神社は、奈良時代(782年)に建てられたといわれています。
まつられている神さまは「住吉三神(すみよしさんじん)」で、道を正しく進むように導いてくれる神さまとして昔から信じられています。
「難関突破(なんかんとっぱ)」の由来にはこんな話があります。
昔、源義経(みなもとのよしつね)という武士が、安宅の関(あたかのせき)という場所で敵に見つかりそうになったとき、
一緒にいた弁慶(べんけい)がうまくその場を切りぬけ、無事に関所を通ることができました。
この話から、「通れないと思った場所を通りぬける=どんな困難も乗りこえる」という意味で、
多くの人にがんばる力をくれる神さまとして知られるようになりました。
叶えたい願い別のご利益イメージ
受験・就職・進学:
勉強や面接のときに力を出せるように、集中力やひらめきを助けてくれる神さまです。
手術・病気の回復:
つらい時期をのりこえられるように、心が落ちつく力と健康を守ってくれる神さまです。
試合・芸事(げいごと):
スポーツやダンス・音楽などで「ここぞ!」という勝負のときに背中を押してくれる神さまです。
運をひらく・交通安全・良いご縁:
住吉三神(すみよしさんじん)が道を案内してくれる神さまなので、
安全に進めるように・人とのつながりが良くなるように見守ってくれます。
海と松が清めるご神域

神社のまわりは、東に白山(はくさん)、西に日本海が見える自然にかこまれた場所です。
境内は松の木におおわれていて、海からの風が気持ちよく吹き抜けます。
鳥居をくぐると、空気がスッと変わって、心が静かになるような清々しさを感じます。

まっすぐな参道をゆっくり歩くだけでも
気持ちが落ち着きます

押さえたい見どころ
神亀石:延命長寿と幸運を招く所作

神社の中の左手にある神亀石(しんきいし)は、カメの形をした石です。
この石の背中を「左→右→左」と3回なでてからお願いごとをするのが昔からの習わしです。
このカメの石にさわると、長生きできる・幸せが広がるといわれています。
弁慶逆植之松:難関突破の象徴
参道にある松の木は、「弁慶のさかさ松」と呼ばれています。
昔、弁慶が関所を通ることができてとてもうれしくて、思わず松をさかさまに植えたというお話が残っています。

御守り:「難関突破」
授与品は種類が豊富。中でも地元の石文化にちなむ管玉意匠の「特別難関突破御守」は人気です。

受験・就活・妊娠出産など節目のお守りにおすすめです
参拝を深めるヒント
お願いごとは一言で言おう:
「○月のテストに落ち着いて合格できますように」など、行動や目標をハッキリ言うと気持ちがまとまりやすいです
まわり方の順番(目安):
鳥居→手水→本殿→神亀石→境内社→安宅の関跡の順でまわると、スムーズにお参りできます
海からの風に注意:
松の木が多くても風は強めです。春先や冬は羽織るものを持っていくと安心です


安宅の関跡へも足を延ばす
神社のうしろにある松の林には、「安宅の関(あたかのせき)」という昔の関所のあとがあります。
ここは、歌舞伎(かぶき)の有名な話『勧進帳(かんじんちょう)』の舞台にもなった場所です。
像になっている義経(よしつね)・弁慶(べんけい)・富樫(とがし)の前に立つと、像から満ちてくるパワーを感じます。


お参りの最後には、「ここまで来られてありがとう」という気持ちで、もう一度おじぎをするといいですよ。
安宅住吉神社 基本情報・アクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 住所 | 石川県小松市安宅町タ17 |
| 電話 | 0761-22-8896 |
| 時間 | 8:30~17:00(境内散策は常時可の目安。最新は現地掲示で確認) |
| 定休日 | 無休 |
| 料金 | 散策自由 |
| 駐車場 | あり(表参道側ほか) |
| アクセス | 北鉄加賀バス・安宅線「安宅の関前」バス停から徒歩約3分 |
| 御祈祷初穂料 | 5,000円〜(種類により異なる) |
まとめ
安宅住吉神社は、海と松の木にかこまれた静かな場所にあります。
ここは、義経と弁慶の物語の舞台としても知られています。

歴史好き、歌舞伎好き、海が好きな方は
ぜひ訪れてみてくださいね




